新型コロナウイルス感染症の拡大や米国大統領選挙、東京オリンピック延期など、2020年も様々な出来事がありましたが、残りあとわずかですね。
年末年始はサイバー犯罪が増加する傾向にあります。長期休暇の時期は、「システム管理者が長期間不在になる」など、いつもとは違う状況になりやすく、不正アクセス等の被害が発生した場合に対処が遅れてしまったり、SNSへの書き込み内容から思わぬ被害が発生したり、場合によっては関係者に対して被害が及ぶ可能性があります。
サイバー犯罪の対策に関しては、The Vanguard Group, Inc.のウェブサイトに掲載された以下のコラムがご参考になれば幸いです。一部引用した情報を日本語で作成しましたので、こちらを皆様とシェアしていきたいと思います。
(以下バンガード社本国サイトより一部引用・抜粋)
米国では、毎年10月がサイバーセキュリティ啓発月間(NCSAM:National Cybersecurity Awareness Month)と定められています。昨今、オンラインでの投資が増えている中、オンラインでの自己防衛の方法について意識を高めることが必要です。インターネットを安全に利用するために、以下の注意点を守ると良いでしょう。
- ご自身が利用するサイトでユーザー名とパスワードの組み合せは同一のものを使うことを避けましょう。
- よりセキュリティを強化するために、2 段階認証プロセスを利用すること。(バンガード社ではこのようなサービスがあります。)
- アカウント情報が変わった場合、アラートを受信できるように設定すること。
- 電話番号やメール アドレスを常に最新のものにすること。
- 月に一度は必ずアカウント情報を確認すること。不審なアクセスがある場合はすぐに通報しましょう。
- 年に一度は必ず信用調査レポートを確認すること。米国では、消費者信用情報機関(Credit Bureau)はエクイファックス(Equifax)エクスペリアン(Experian)、トランスユニオン(Transunion)などに問い合わせを行いますが、日本ではクレジットカードなどの利用明細書を定期的に確認しましょう。
- SNSでは個人情報をあまりシェアしないこと。自分の手の届かないところへ拡散していく危険性があるということを念頭に置いて、投稿内容を判断すべきです。SNSでのプライバシー設定を確認しましょう。
- 常に意識すること。何かがおかしいと思った場合、すぐアクションを取りましょう。
※当該和訳は、楽天投信投資顧問が英文を翻訳したものです。和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、適宜、英文の原文を参照いただくようお願いします。当資料は情報提供を目的として作成したものですが、その内容について保証するものではありません。
2020年は、新型コロナウイルスの拡大から、世界中が多くの困難に見舞われました。
2021年は、皆でコロナを克服し、希望に満ちた年になるとよいですね。
来年も皆様のお役に立てるようさまざまな情報を発信してまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
バンガードHEADS運営担当一同