「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ8本目となる「楽天・世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」を2019/2/15に設定いたしました。

2019/2/15に「楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」を設定いたしました。

当ファンドは、投資家の皆さまがご自身のリスク許容度や目標リターン、市場見通しなどにあわせて、自由に資産設計を行なう際の選択肢の一つになりうると考えています。

昨年夏に設定した3本のバランスファンドは、どちらかといえばお任せ商品であり、エントリー商品に位置づけることができますが、当ファンドは、定期的にリバランスを行ないながら、より実践的にポートフォリオを構築、運用していきたい、といったニーズに応えられるのではと考えております。

例えば「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」といった株式ファンドに、ご自身のリスク許容度に応じて、この「楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド」を組み合わせていただくことで、リスク/リターンの面でより効率的なポートフォリオにできるのではないでしょうか。

もちろん弊社ファンドとあわせるだけではなく、すでに保有されているグローバル株式ファンドとあわせていただいてもよいと思います。

「長期投資に債券は不要である」ですとか、「自分は、キャッシュポジションで調整する」など様々な考え方があると思いますが、投資家の皆様の選択肢の一つとなれば幸いです。

なお、せっかくの機会ですので、当ファンドの特徴について簡単にご紹介させていただきます。

1.投資対象は、全世界の投資適格債券
投資対象は、国債だけではなく、社債、モーゲージ債などが含まれており、国債だけの投資よりも利回りアップが期待できます。
しかも格付けは、投資適格と呼ばれる相対的に信用力が高い(相対的にリスクが低い)と言われている債券です。

2.為替ヘッジをしている
外国債券に投資する際、必ずつきまとう問題に、為替ヘッジの有無があります。「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」、どちらか一方が常に正解ということはありません。投資する期間や局面、投資家のリスク許容度などによって正解は変わってくると思います。
当ファンドは「為替ヘッジあり」です。
一般的に、債券は株式などと比べて相対的に低リターンながら低リスクという安定した特性を持っていますが、為替ヘッジをしないで外国債券に投資した場合、為替レートが大きく変動する局面では、債券の低リスクという特性が損なわれてしまうことがあります。
当ファンドでは、債券の安定した特性を享受することを重視し、「為替ヘッジあり」という選択をしています。

なお、為替ヘッジですが、円の金利が為替ヘッジを行う当該外貨の金利より低い場合などには、ヘッジコスト(金利差相当分の費用)が発生することになりますが、一方、円の金利が為替ヘッジを行う当該外貨の金利より高い場合などには、ヘッジプレミアム(金利差相当分の収益)を得られることがあります。当ファンドは、世界中の債券に投資しておりますので、ヘッジコストがかかるところ、ヘッジプレミアムとなるところ、などさまざまです。

また、各国の経済状況により、金利の方向感もさまざまであり、非常に分散が利いたファンドであるとも言えると思います。当ファンドが「為替ヘッジあり」を選択したもう一つの理由に、「株式投資との分散効果」がありますが、長くなりますので、これは別の機会にご紹介したいと思います。

また、少々マニアックになりますが、
・当ファンドの投資対象がアイルランド籍のファンドであるってどういうことなのでしょう
・全世界に投資する債券ETFでありバンガード社が運用する「BNDW」の方が、よりコストが低くてよいのでは
といったところも少し触れられたらと考えています。

引き続き楽天バンガード・シリーズをご愛顧いただけましたら幸いです。

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